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新人保育士　御園蘭子と　先輩　早坂真美のエピソード

御園蘭子先生（以下、らんこ先生）は、ケヤキ保育園の新人保育士です。

毎日、時間に追われて、あっという間に３か月が経ちました。

いつも忙しく余裕がないように見えるらんこ先生を、リーダーの早坂真実先生（以下、まみ先生）は心配しています。

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まみ先生　「らんこ先生、仕事には慣れましたか？」

らんこ先生　「はぁ・・・はい・・・」

まみ先生　「最近、少し元気がないようだけど、何か悩んでいるなら、相談にのるからね。」

らんこ先生　「ありがとうございます。大丈夫です！」

（もし、まみ先生に悩みを相談して、
「こんなこともできないの」と言われたらどうしよう…大丈夫と言った手前、できなかったら、
やっぱり能力がないと思われるんだろうな…）

そんなふうに考えると、さらに悩んでしまいました。

期待を持って勤め始めましたが、大変なことが多いようです。
例えば、規則正しい生活に慣れること、園児や保護者の名前と顔を覚えること、世代の違う方々とよい
コミュニケーションを取ることなど、思ったよりも難しかったのです。

カリキュラムや書類が多く、要約して文章を書くことに慣れていないので、

締め切りが迫ってくると、泣きたくなることがあります。

厚生労働省「令和２年労働安全衛生調査」の結果によりますと、「仕事や職業生活に関する強い不安、
悩み、ストレスを感じる」原因として、最も多かったのが「仕事の量や質」、次いで「仕事の失敗、責任
の発生」、「対人関係（ハラスメントを含む）」となっています。

これを、保育業界に限って、さらに新人とベテランに分けて、ストレスの原因を探ってみましょう。