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【保育⼠】家族・同居者が新型コロナウイルスに感染したら・・・

更新日:2022年02月22日


こんにちは。
連⽇、ニュースで報道されている通り、新型コロナウイルス感染症の猛威は⽌
まることを知らず、保育園では休園やクラス閉鎖に追い込まれるなど、様々な影
響が出ております。
⾃分⾃⾝も感染してしまうのではないかという⼼配を胸に抱きながらも、保
育⼠をはじめとする保育従事者の皆さんは、毎⽇変わらず、⼦どもたちのため保
護者のために業務を進められていることと思います。いつも本当にありがとう
ございます。
今回はもしご家族や⼀緒に住んでいる⽅が新型コロナウイルスに感染し⾃宅
療養になってしまった場合、感染を防ぎながら⽣活をしていく⽅法を、⼀般社団
法⼈⽇本環境感染学会のとりまとめを参考に、こちらの記事にまとめました。
今後の参考にぜひしていただければと思います!


感染者と同居している⼈が注意すべきポイントは計○点!


家族や同居⼈に新型コロナウイルスの感染が疑われる⼈がいる場合、今後の⽣
活で注意すべきポイントは 8 点あります!
1.感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける
2.感染者の世話をする⼈は、できるだけ限られた⽅(⼀⼈が望ましい)にする
3.できるだけ全員がマスクを使⽤する
4.こまめにうがい・⼿洗いをする
5.⽇中はできるだけ換気をする。
6.取っ⼿、ノブなどの共⽤する部分を消毒する
7.汚れたリネン、⾐服を洗濯する
8.ゴミは密閉して捨てる


1. 感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける


感染者が療養する部屋と他の家族がいる部屋をできるだけ分けます。
感染者が使⽤する部屋は、窓があるなど、換気の良い個室とした⽅が良いでし
ょう。感染者は極⼒部屋から出ないようにして、⼈との接触を減らすことが⼤切
です。感染者の⾏動を制限し、共有スペース(トイレ、バスルームなど)の利⽤
を最⼩限とし、その換気を⼗分に⾏ってください(窓をしばらく開けたままにす
るなど)。
⼩さなお⼦さんがいる、部屋数が少ない、といった理由で、部屋を分けること
ができない場合でも、感染者から少なくとも2m以上の距離を保つことや仕切
りやカーテンなどを設置し、ウイルスが⾶沫して感染する可能性を少しでも減
らしておきましょう。⾷事、眠るときも別室にするのが理想です。同じ部屋で寝
るときは、頭が向き合うように枕の位置をそろえて並んで寝るのではなく、互い
違いにするだけでも、感染者の顔からの距離がとれるようになります。


2. 感染者の世話をする⼈は、できるだけ限られた⽅(⼀⼈が望ましい)にする


感染者の⾝の回りの世話が必要な場合、世話する家族に、感染する可能性があ
るため、可能な限り⼀⼈に決めておいた⽅がよいです(⼼臓、肺、腎臓に持病の
ある⼈、糖尿病の⼈、免疫の低下した⼈、乳幼児、妊婦等の⽅はなるべく避けま
しょう)。


3. できるだけ全員がマスクを使⽤する


感染者、家族の両⽅がマスクを着⽤することで、ウイルスの拡散を防ぎます。
使⽤したマスクは、他の部屋に持ち出さずに部屋の⼊⼝に置くか、すぐ捨てるよ
うにしましょう。
また、マスクは、のど・⿐周囲を加湿する効果もあります。
マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外し、マスクの表⾯には触れずに
廃棄します。マスクを外した後は必ず⽯鹸で⼿を洗ってください(アルコール⼿
指消毒剤でも可)。
マスクが分泌物で濡れたり汚れたりした場合は、すぐに新しい清潔な乾燥マ
スクと交換する必要があります。マスクが⼿に⼊らないときやマスクの使⽤が
耐えられない⼈は、ティッシュ等で咳やくしゃみをするときに⼝と⿐を覆いま
しょう。


4. こまめにうがい・⼿洗いをする


ウイルスのついた⼿で⽬や⿐、⼝などを触ると粘膜・結膜を通して感染するこ
とがあります。家族はこまめに⽯鹸を⽤いた⼿洗いもしくはアルコール消毒を
しましょう。


5. ⽇中はできるだけ換気をする


感染者のいる部屋は、定期的に換気をしましょう。他の家族がいる部屋も換気
をしたほうがよいでしょう。エアコンなどの空調や換気扇をまわしたり、⽇中の
温かい時間に窓を開けるのもよいでしょう。


6. 取っ⼿、ドアノブなどの共⽤する部分を消毒する


タオルや⾷器、箸、スプーン等などを共⽤しないことも⼤事です。トイレやお
⾵呂は、⽔拭きするか、家庭⽤の掃除⽤洗剤でもウイルス量を減らすことができ
ます。洗濯や⾷後の⾷器洗いを別洗いしたりする必要はないです。タオル、⾐類、
⾷器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄を⾏います。感染者のものを分け
て洗う必要はありません。 ただし、洗浄前のものを共⽤しないでください。特
にタオルは、トイレ、洗⾯所、キッチンなどで共⽤しないようお互いに確認した
いものです。
感染者が別の部屋で⽣活していても、トイレ、洗⾯所、浴室などを共⽤すると
思います。ウイルスは物についてもしばらく⽣存しているため、ドアの取っ⼿や
ノブ、ベッド柵にウイルスがついている可能性はあります。0.05%の次亜塩素酸
ナトリウム(薄めた漂⽩剤)で拭いた後、⽔拭きするか、アルコールで拭きまし
ょう。トイレや洗⾯所の清掃をこまめに⾏いましょう。清掃は、通常の家庭⽤洗
剤を使⽤し、すすいだ後に、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭⽤消毒剤
を使⽤します。


7. 汚れたリネン、⾐服を洗濯する


新型コロナウイルス感染症は下痢がみられることがあり、糞便から検出され
ることがあります。体液で汚れた⾐服、リネンを取り扱う場合は、⼿袋、マスク
を使⽤し、⼀般的な家庭⽤洗剤を使⽤した洗濯機を使⽤して、洗濯し完全に乾か
します。


8. ゴミは密閉して捨てる


⿐をかんだティッシュなどにもウイルスがついています。同居者が触ると感
染する可能性があるので、すぐにビニール袋に⼊れ、室外に出すときは密閉して
捨てましょう。その後は直ちに⼿洗いを⾏ってください。


最後に


いかがでしたでしょうか。
まだまだ終わりが⾒えないコロナ禍の中で、こどもたちのため、保護者のた
めに懸命に働く⽅々に対し、少しでも⼒となれるよう情報発信をしていきたい
と思います。
もしも困ったことがあれば、保育業界に特化した専⾨のアドバイザーがあな
たの想いを聞き、客観的に置かれている状況を把握し、適切なアドバイスをさ
せていただきます!いつでも「あしたの保育⼠」にご連絡くださいね。