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転職活動を考えている中で「認定こども園」への就職を検討されている方もいるのではないでしょうか。
認定こども園で働くには幼稚園教諭の免許が必須となります。

あれ？卒業後から、更新してないけど大丈夫かな？
いつまでに？どうやって更新すれば良いのかしら？
そんなお悩みを本日は解決します！

もくじ

■認定こども園って何？

■幼稚園教諭免許更新の目的

■有効期限は？

■更新方法は？

■認定こども園って何？

教育･保育を一体的に行う施設で､いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。
以下の機能を備えています。

機能１：保護者が働いている、働いていないに関わらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能

機能２：地域における子育て支援を行う機能

参照：内閣府HP【認定こども園概要】（外部リンク）

■幼稚園教諭免許更新の目的

教員免許更新制は、その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、
教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。
更新制は不適格教員を排除することを目的としたものではありません。

参照：文科省HP【教員免許更新制】（外部リンク）

保育士資格は厚労省。幼稚園教諭免許は文科省と果たす目的によって、管轄が違う事にも注意しましょう。

■有効期限は？

有効期限は１０年間。

取得後、１０年経過後、幼稚園教諭として働き続けたい場合は、免許更新が必須です。
現在は有効期限が定められていますが、法改正前の免許には有効期限はありません。

・新免許状→2009年4月1日以降に初めて授与された免許状
・旧免許状→2009年3月31日以前に初めて授与された免許状

有効期限がないなら、更新は必要ないの？と思われますが、更新は必要です！
2009年3月31日以前に交付された幼稚園教諭免許には
「有効期限」の代わりに、「最初の終了確認期限」というものが設けられています。
「最初の終了確認期限」が「有効期限」にあたり、こちらは生年月日で定められています。

詳細は下記文科省のHPで確認ください。

文科省HP【免許状の有効期間（修了確認期限）】（外部リンク）

■更新方法は？

講習を受ける必要があります。ただし、誰でも受講できるわけではありません！

常勤に関わらず、非常勤・パート職で勤務する下記に該当する方。

＜受講義務者＞期間内の受講が必須。現職の場合は失職の恐れあり。

①幼稚園（幼稚園教諭）

②幼保連携型認定こども園（保育教諭）

③幼稚園型認定こども園（幼稚園教諭）

＜受講対象者＞受講義務はないが、希望すれば受講可能。

④幼稚園型認定こども園（保育士）

⑤保育所型認定こども園（保育士）

⑥地方裁量型認定こども園（保育士）

⑦認可保育園（保育士）

⑧幼稚園併設型認可外保育施設（保育士）

⑨教育以外の職・無職（教員採用内定者、非常勤講師リスト登録者、教員経験者）

免許状更新講習を受講できるのは、現職として教職に携わる人や、内定者で今後なる可能性がある方のみです。
幼稚園教諭免許の保有者であっても、現職でない人や、今後幼稚園教諭として働く意思のない方は受講対象外となります。
ただし、過去に教員として勤務した経験のある方や、教員採用が内定している方は講座を受講することが可能です。

認可外保育施設、小規模保育施設、事業所内保育施設に勤務する保育士は⑧に該当しない限り、
対象外になりますので、注意しましょう。

参照：文科省資料【教員免許更新制について】

更新可能時期：有効期間の２年２カ月前～

受講時間：最低３０時間以上（必修領域講習：  6時間以上、選択必修領域講習： 6時間以上、選択領域講習：18時間以上）

受講費用：３万円前後

受講日：各講習先で異なりますが、土日や長期休暇のスケジュールが多い

受講場所：大学等の教育機関で受けることが多く、年度ごとに文科省のHPへ詳細が記載されます

文科省HP【講習開設情報】（外部リンク）

大学に通い、対面で受講するケース、ネットを利用した通信形式の両方があります。

申込：各開催校へ直接問い合わせて申し込みます。

30時間以上の免許状更新講習を受講し、すべての過程を修了すると、修了証明書（履修証明書）が発行されます。
修了証明書または履修証明書を添付し、免許管理者（現職の幼稚園教諭の場合は勤務する園が所在する都道府県の教育委員会）に有効期間の更新または更新講習修了確認のための申請を行います。

いかがでしたでしょうか？

いざ、こども園で働こうと思った際、
幼稚園教諭免許は必須となります。
時間も手間も更新には必要になりますので、
こども園での勤務を検討している方は
更新漏れがないよう、チェックしていきましょう！