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うつ病になる保育士が増加してしまう原因

更新日:2021年04月25日


近年、うつ病に悩まされている保育士が増えています。

うつ病は保育士に限らず、社会全体で増えていますが、なかでも保育士はストレスフルな環境で働いていることから、深刻な症状に悩まされている人が少なくないようです。

なぜ多くの保育士がうつ病に苦しんでいるのか? その原因を解明していきます。

もくじ


保育士がうつ病に悩まされる理由


保育士はさまざまな原因によってうつ病を発症する


保育士はなぜうつ病に苦しむのか。その理由・原因を解説します。


1.人間関係の悪化


職場の人間関係に悩まされて、うつ病を発症してしまう保育士も少なくありません。

保育園は閉鎖的な社会であるため、外部に相談しにくいところもあると思います。

つい園の常識が、社会一般の常識だと思い込んでしまい、「私はダメな人間なんだ」「自分が悪いから仕方がない」とストレスをため込んでしまうこともあるでしょう。

時には、保育園以外の人とも接し、自分の考えや価値観が決して間違っていないことなどを感じましょう。

そして、職場の上司や同僚、園長などからいじめを受けている場合は、できるだけ早く外部の機関に相談する、または退職や転職などをおすすめします。

2.長時間の労働


劣悪な労働環境もうつ病発症の原因の一つです。

長時間労働を強いられることによって、自分のやりたいことが思うようにできなかったり、または職場内で仕事の押し付けが発生し、さらなる人間関係の悪化を招いたりします。

朝早くから、親御さんが帰ってくるまで子どもたちを預からなければならない保育士にとって、長時間労働は一般的かもしれませんが、園が十分な人手を雇うなどして解決できる問題です。

長時間労働が常態化している園で働いている場合は、業務効率化を提案したり、思い切って別の園に転職したりすることも視野に入れたほうがいいでしょう。

3.責任の重大さを感じている


保育士は、親御さんにとって大切な子どもたちを預かる仕事です。

どんな些細なミスでも、親御さんたちは「信じられない!」と思うかもしれません。

ちょっとした出来事を厳しく非難されてしまい、「自分にこんな大変な仕事は務まらない」と悩んでしまう人もいるでしょう。

特に新人のときは、想像を絶する仕事量に「もう無理」と感じることも一度や二度ではないと思います。

しかし、誰だって最初はミスをしたり、間違えたりして叱責されるのは当たり前です。

周囲の協力を得ながら、自分を成長させることで、仕事をものにしていきましょう。

4.理想と現実のギャップ


「こんな風に子どもたちと接したい」などの思いと共に入社したにもかかわらず、園の教育方針や現場の雰囲気と自らの理想にギャップを感じて、ストレスを覚える人も少なくありません。

一人ひとりに対して丁寧な保育をしたいと考えていても、園がそのような方針を掲げていないときなど、不満を感じることもあるでしょう。

そのような場合、無理に園の方針に合わせるのではなく、別の場所で働くことなども検討することをおすすめします。

うつ病の症状としてはどのようなものがあるのかについて知りたい方は、コチラの”保育士に多いうつ病の症状”の記事をご覧ください。

保育士はさまざまな原因によってうつ病を発症する


保育士がうつ病を発症する理由は分かりましたか。

長時間労働、職場の人間関係、責任の重大さ、理想と現実のギャップ。

保育士はさまざまなストレスを抱えながら、働いています。

ストレスフルな職場環境は、精神をむしばんでいく可能性があります。

「もうこれ以上働けない!」となる前に、休んだり、気分転換したり、職場を替えたりして、うつ病の発症を予防していきましょう。

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