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保育士が保護者対応で悩まないためにやるべき5のこと

更新日:2021年04月13日


4月に入り、慣らし保育がスタートし、新しく入園してきた子どもたちの
対応で忙しい日々を過ごされている保育士さんも多いのではないでしょうか?
保護者と良好な関係を今年1年間築くためには、新年度の4月の関りがとても重要です!
本日は、保育士さんが保護者対応で悩まないためにやるべき5のことをご紹介します。


もくじ


【1】プロ意識を持って


【2】登園・降園の声掛け


【3】連絡帳の書き方


【4】ことば遣い


【5】言ってはいけないNGワード

【1】プロ意識を持って


はい。給与をもらっている以上、当たり前ではないかと思いがちですが、
あなたが思っている以上に保護者はプロである「保育士」として厳しい目で見ているかもしれません。
特に新年度は「保育園」というはじめての環境。職場復帰への不安から、
保護者もかなりナーバスになっていることも多いでしょう。

~コミュニケーションを積極的に取りに行こう!~

新年度は通常以上に「不安なことはないか」「疑問点はないか」などこちらから、
保護者へ質問を投げかけましょう。1往復でもコミュニケーションが増え、
「先生は耳を傾けてくれているな」と思ってもらえることが大切です。

また、この時に分からないことに曖昧な返事をするのはご法度
子どもの様子や対応策について具体的な答えに困るときは

「そうなのですね。」=質問を受け入れ

「●●ちゃん(くん)の様子を改めて見てみますね。」=質問を持ち帰る

というステップを踏み、主任や園長、他担任などに相談をし、
自分でも納得いく答えを用意し、保護者に伝えましょう。
その際は時間を空けず、お伝えするのが重要です。


【2】登園・降園の声掛け


■オンリーワンエピソード


・子どもの良い所を見つける

・今日できたことを伝える

など、その子独自のオンリーワンエピソードを聞けると保育士が子どもをしっかり見守っていてくれているという
安心感を抱きます。些細なことで構いません。面白エピソードや他の子どもたちとの関わりなど前向きな気づきは積極的に伝えていきましょう。


■ゆっくり話したい時は降園時に


朝の登園時は保護者も大忙し。体調確認で精いっぱいなため、園での様子はお迎え時にお話ししましょう。
また、その際も短い間に保護者が知りたいことを端的に伝えることが大切です。長時間のお話が必ずしもいいわけではありません。
自身がお迎えラッシュで対応が回らなくなることに加え、帰宅後もやるべきことが沢山の保護者にも負担を強いてしまいます。


【3】連絡帳の書き方


前日の子どもの様子など保護者の言葉にコメント返しを
行うと、保護者も大変嬉しく感じます。また、不安や疑問に関しては寄り添う姿勢も文字で受け止め、記載することが大切です。
(例)「●●(具体的な事柄)で困っているのですね。引き続き、園でも見守っていきます。」など

成長過程で不安に感じる保護者の場合は、
(例)「他のお子さんも同じような時期なので心配しないでくださいね。」と遅れや違いの心配を解消する言葉がけをするのも良いでしょう。
※そのお子さんの日頃の特徴を見て、コメントしましょう。


【4】ことば遣い


保育士は、子どもたちにとって、保護者以外にはじめて社会で長時間一緒に過ごす大人です。
子どもたちの前だけではなく、保育士同士の言葉遣いも子どもたちに聞かれても恥ずかしくないですか?
想像以上に子どもたちは保育士同士の話を聞いて、家庭でも保護者に話しています。
子どもから聞いた保育士姿が異なると、一気に印象も悪くなってしまいます。


【5】言ってはいけないNGワード


・「●●ちゃん(くん)も早くできると良いね」と他の子どもと比較する

→出来ないことではなく、出来たことに注力

・子育て内容を相談したら、「園では~できます。ご家庭でも頑張ってください」

→頑張っているのに出来ないから相談しているのに、上から言われている気分

・「お迎えに早く来ると●●ちゃん(くん)が喜びますよ」

→そうしたい気持ちを押し殺して仕事をしている。言われたくない。

・「園で~したら、とても喜んでくれた」

→~してあげたでなく、~するとに変えると印象が変わる

・「もう少し~した方が良いですよ」

→上から指導されている気分になる。~してみるといいかもしれないですね。など

提案する言い方に変える。

保護者に関わらず、自分自身が言われたらどんな気持ちかを意識してコミュニケーションを取っていきましょう。

いかがでしたでしょうか?

どんなに気を付けていても
園の中でトラブルやケガが生じてしまうことがあります。
そうした時は、謝罪と説明をすることが大切です。
日頃からコミュニケーションが保護者と取れていれば、
大きなクレームに繋がらないことも多いです。
自身で解決が難しい時は、園長や主任など
責任者に必ず相談し、1人で抱え込まないようにしましょう。

転職活動の理由で多いのが。
人間関係の悩み。どんな職場であっても悩みは尽きないもの。
人を変えるのは難しいので、今
自分の行動を変えて、周りに変化を与えていくというのも
1つの手段かもしれないですね。

とは言え、いつまでも我慢をするのはNG。
心身共に疲弊してしまい、大好きな保育現場を
離れていく方々が沢山います。
真面目で責任感がある人ほど、抱え込みがちです。

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